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2022年05月13日

カーディナルⅢ(Cardinal3)SX2500H分解・改造(まとめ)

GWはカーディナルⅢ(Cardinal3)SX2500Hを分解・ベアリング追加をしていた あみいかぱぱ です。
今回は、カーディナルⅢ(Cardinal3)SX2500Hの分解・ベアリング追加を纏めます。

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カーディナルⅢ(Cardinal3)SX2500H分解・改造(まとめ)


カーディナルⅢ(Cardinal3)S/SXシリーズの標準について

下記の赤丸の個所が、標準ベアリングの個所です。


基本このベアリング実装の箇所は、カーディナルⅠ・Ⅱ・Ⅲで、ほぼ一緒です。
※お小遣いが足りない為、全て検証した訳ではありませんので、細かい違いがあったらごめんなさい…

主観で申し訳ないですが、過去のカーディナルシリーズで比較すると…
・カーディナル  S・SXシリーズ
・カーディナルⅡ S・SXシリーズ
・カーディナルⅢ S・SXシリーズ
ともに巻き心地は、ほぼ一緒に感じます。

カーディナルⅢ(Cardinal3)S/SXシリーズの改造について

下記の青丸と紫丸の個所が、追加できるベアリングの個所です。

青丸の個所のベアリング:
 外径:8mm
 内径:5mm
 厚み:2.5mm



紫丸の個所のベアリング:
 外径:7mm
 内径:4mm
 厚み:2.5mm




以前のカーディナルシリーズとの構造上の違い


ローターの回転

カーディナルⅢは、ローターに「オモリ」がありません。
カーディナルⅡ以前は、ローターにはバランスを取る為に「オモリ」があります。

その為、勢い良く回すと、カーディナルⅡ以前の方が長く回ります。
 ※新品のアブガルシアのグリスが固く、まだ抜けてないだけかもしれません…
また初動の巻きの速さは、ほんの若干カーディナルⅢの方が良く感じます。
 ※新品のせいか、プラシーボ効果に似たものなのかもしれません…

ベール・ラインローラーの回転

カーディナルⅢのベール・ラインローラーには、ベアリング交換できるカラーが1つ入っています。
カーディナルⅡ以前のベール・ラインローラーには、ベアリング交換できるカラーが2つ入っています。

カーディナルⅡ以前の方が、ラインローラーの回転が良かったです。

ハンドル部分

カーディナルⅢのハンドルは、ベアリング交換できるカラーが2つ入っています。
カーディナルⅡ以前のハンドルは、かしめてあるので、ベアリング交換が不能です。

カーディナルⅢが進化した所です。

またカーディナルⅢのSX/STXのハンドルはネジ込み式ハンドルで、安心して激しく巻く事ができます。
※カーディナルⅢのSのハンドルは、カーディナルⅡ以前と同じく供回り式ハンドルです。

逆回転防止機構の有無

カーディナルⅢには、逆回転ができません。
カーディナルⅡ以前には、逆回転防止切替スイッチ機構があり、逆回転をさせる事ができます。

流行りの防水性能を高める為と言われる分です。

ただ私は逆回転防止切替スイッチを良く使います。
子供のライントラブル時や、車に直す際にハンドルが邪魔で、良く逆回転をさせてます。
この事は一番の不満点ですね。

ギア部分

カーディナルⅡ以前は、ローギア(通常ギア)しかありませんでした。
カーディナルⅢのSX/STXには、ハイスピードギアを選ぶ事ができ、早巻きする人に利点があります。
・SXでのハイギヤの型番
 SX2500SH,SX2500H,SX2500SHD
 ,SX3000H,SX4000H,SX5000
・STXでのハイギヤの型番
 STX 2500SH,STX 2500SHD,STX 2500MSH
 ,STX 3000SH

スプール・ドラグ・番手

糸巻き量は大して変わりません。
また、カーディナルⅢは最大ドラグ力が若干弱くなっていますが、S/SXに4000番/5000番台を選択出来る様になったので、問題はないです。
・4000番以上の型番
 S4000,S5000
 ,SX4000H,SX5000


まとめ


カーディナルⅢはフルベアリング化すると、4ベアリングから8ベアリングとなります。
カーディナルⅡ以前はフルベアリング化すると、4ベアリングから7ベアリングとなります。

■カーディナルⅢの改造:
・ベール部分にベアリングを1つ追加
・オシレーションギア部分にベアリングを1つ追加
・ハンドル部分にベアリングを2つ追加
標準ベアリング4つ + 追加ベアリング4つ = 合計8ベアリング

■カーディナルⅡ以前の改造:
・ベール部分にベアリングを2つ追加
・オシレーションギア部分にベアリングを1つ追加
・ハンドル部分にベアリング化は不可能
標準ベアリング4つ + 追加ベアリング3つ = 合計7ベアリング

カーディナルⅡを所有されている人は、下記4つの理由からSXを購入するなら幸せになれると思います。
<カーディナルⅡより優れた点>
・ネジ込み式ハンドル(供回り式ハンドルではない)
・ハイスピードギアの選択肢ができる
・4000番/5000番台の選択肢ができる
・ハンドルのベアリング追加が可能

カーディナルを所有されている人は、上記<カーディナルⅡより優れた点>と下記1つの理由が増えます。
<カーディナルより優れた点>
・ロケットスプールで飛距離が出る


今回は、カーディナルIII(Cardinal3)SX2500Hを分解・ベアリング追加し
、構造上から以前のカーディナルシリーズと比較してみました。

因みに…
フルベアリング化しても、1万する「シマノ 21 ナスキー」を超える事はできません。
※そもそもの価格から、シルキーな巻き心地を期待できるギアは積んでいないので…
でも私の主観ですが、「ダイワ 20 クレスト」「シマノ 21 ネクサーブ」同等以上の巻き心地になったと思います。
オープンプライスのリールの中では、非常に良いと感じました。
なお巻き心地は、「オシレーションギア部分にベアリングを1つ追加」するのが、一番効果がありましたので、最初に試してみると良いと思います。

ではまた。



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Posted by あみいかぱぱ at 00:43Comments(2)リール改造cardinal3

2022年05月11日

カーディナルⅢ(Cardinal3)SX2500Hのハンドル部分にベアリング追加

カーディナルⅢ(Cardinal3)SX2500Hを購入した あみいかぱぱ です。
今回も分解・ベアリング追加をしてみます。

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カーディナルⅢ(Cardinal3)SX2500H分解・改造3


ハンドル部分分解

ハンドルエンドのキャップをマイナスドライバーで開けます。

簡単にハンドルが外れ、白いプラスチックカラーが2つ出てきます。

ハンドル部分にあった白いプラスチックカラーのサイズは…
外径:8mm
内径:5mm
厚み:2.5mm
でした。



ベアリング追加

ベアリングは SMR85ZZやDDL850ZZ で入れ替えられます。



白いプラスチックカラーをベアリングに入れ替えます。

あとは分解した逆の手順でハンドルを組み立てます。

これでベアリングは+2になります。




まとめ


今回の改造で、ハンドルノブがクルックルッと回ってくれます。
気持ち良いです!

カーディナルⅢ(Cardinal3)SX2500Hは、ハンドルにベアリング追加ができます。
なおカーディナルⅡ(Cardinal2)シリーズは、ハンドルにベアリング追加ができませんでした。
※ハンドルはネジではなく、バラせない為

カーディナルⅢ(Cardinal3)のネジ込み式ハンドルのSX/STXシリーズは、ベアリングが追加可能でした。
供回り式ハンドルのSシリーズは、持っていない為に確認はできません。
※Sシリーズも購入してみたいですが、お小遣いがね…

しかし、パーツリストを見る限り、ベアリング追加可能の様に見えています。
※今度試してみたいですね。

このハンドル部分はカーディナルⅡ(Cardinal2)シリーズから進化した部分です。
本当に改造の幅を広げてくれたアブガルシアさんには、感謝です!

ではまた。



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Posted by あみいかぱぱ at 00:47Comments(0)リール改造cardinal3

2022年05月10日

カーディナルⅢ(Cardinal3)SX2500Hのオシレーションギア部分にベアリング追加

カーディナルⅢ(Cardinal3)SX2500Hを購入したあみいかぱぱです。
今回も分解・ベアリング追加をしてみます。

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カーディナルⅢ(Cardinal3)SX2500H分解・改造2


ローター部分分解

ドラグを緩め、ローターとスプールは簡単に分解できます。

スプールを止めを外します。

ローター部分はネジと六角ナット(10mm)で外します。


ローターを外すとスプリングがあります。

スプリングは飛び出る時があるので、慎重に外します。


ボディ部分の分解

ボディ上部の黒いネジを外すと…

簡単に後部カバーが外れます。

更にボディを止めている残り3つのネジを外し…

ギヤが露出されます。

シャフトを外す為、シャフトのネジを外します。


スライダー(シャフトにくっついている部品)を斜めにしながら外す。


オシレーションギア部分のネジを緩めると、金色のカラーが出てきます。

金色のカラーは下記のサイズでした。
外径:8mm
内径:5mm
厚み:2.5mm




ベアリング追加

ベアリングは SMR85ZZやDDL850ZZ で入れ替えられそうです。



これで、ベアリングが+1になりました。





まとめ


オシレーションギヤ部分のカラーをベアリングに変更するだけで、かなり巻き心地が良くなります。
STXシリーズの巻き心地です。

カーディナルⅢ(Cardinal3)SXシリーズは、カーディナルⅡ(Cardinal2)S/SXシリーズと同じ様に、オシレーションギヤ部分にベアリング化できました。


アブガルシア カーディナルシリーズの良い処は、簡単にベアリングを追加出来る所だと思います。

前の記事で、ベール・ラインローラー部分にベアリングを1つ追加。
今回の記事で、オシレーションギア部分でベアリングを1つ追加。

これで4ベアリングから6ベアリングとなり、STXのベアリング数と一緒になります。
・カーディナルⅢ SXシリーズ(ベアリング数4)が、大体3500円程度。
・カーディナルⅢ STXシリーズ(ベアリング数6)が、大体5500円程度。

SXシリーズは、安いベアリングを購入すれば、+400円程度でSTX化する事ができました。
つまり…
 ・SXシリーズ本体 = 大体3500円程度
 ・安いベアリング2つ = 大体400円程度
 ★合計=大体3900円程度
Web通販で買ったので、送料はそれぞれかかってますが、断然安くSTXと同等の性能が手に入れられます。

なお、シマノのシエナなどは、カラーをベアリングに直接交換できず、ベール・ラインローラーのベアリング追加キットが無いと必要だったはずです。
※確か、1000円以上…

アブガルシアのカーディナルシリーズは、簡単改造できる魅力があるので、なかなかやめられませんね。

ではまた。

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Posted by あみいかぱぱ at 01:23Comments(0)リール改造cardinal3

2022年05月08日

カーディナルⅢ(Cardinal3)SX2500Hのベール部分にベアリング追加

お久しぶりです。

カーディナルⅢ(Cardinal3)SX2500Hを購入したあみいかぱぱです。
今回は分解・ベアリング追加をしてみます。

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カーディナルⅢ(Cardinal3)SX2500H分解・改造1


ベール周り分解

ベール周りは非常に簡単に分解できます。

ローラー(ラインローラー)部分を分解するのに必要だったのは、+ネジ(プラスPH0)で緩めるだけでした。

ローラー部分の組み直しは順番が重要な為、分解した順番に並べてます。
順番)ベール側 → 白いワッシャー → ローラー → 金色カラー

ローラー部分にあるカラーは
外径:7mm
内径:4mm
厚み:2.5mm
でした。



ベアリング追加

ベアリングは SMR74ZZやDDL-740ZZ で入れ替えられそうです。




金色のカラーをベアリングにしてみます。

組み立て並び順番)ベール側 → 白いワッシャー → ローラー → ベアリング

これで、ベアリングが+1になりました。




まとめ


カーディナルⅢのベール部分にベアリングを追加しましたが、交換前に比べればかなり良いです。

ただ…
実は…
カーディナルⅡ(Cardinal2)に比べて、カーディナルⅢ(Cardinal3)はベアリングに変更できるカラーが減っています。
具体的には、2→1になっています。

下の写真:カーディナルⅡS3000のカラーは、2つ

下の写真:カーディナルⅢSX2500Hのカラーは、1つ


ローラー部分にベアリングを追加した感想を、正直に言いますと…
ローラー部分の回りは、カーディナルⅡを改装した方が良かったです。
あくまでも私個人の主観ですが、両側ベアリングのカーディナルⅡの方が良く回ります。

さらに歴代のカーディナルシリーズで比較するなら…
 良) カーディナルⅠ・Ⅱ > カーディナルⅢ (悪
です。

このベール部分について、ちょっと残念ですが、簡素になってきております。

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Posted by あみいかぱぱ at 17:46Comments(0)リール改造cardinal3

2020年03月03日

最安値のSシリーズが最上位機種のSTXシリーズを超える

今回はお小遣いパパに優しいカーディナルⅡのSシリーズが、カーディナルⅡのSTXシリーズを越えます。



■STX1000SとS1000の違い


まずはカーディナルⅡにおけるSTX1000SとS1000の違いを表で見てみましょう。

メーカー年式・型番・付属糸の長さナイロン糸巻量自重(g)ギア比(kg)最大ドラグ力最大巻上長
cm/ハンドル1回転
ベアリング数
BB/ローラー
良く飛ぶスプール機能類その他機能
アブガルシア
Abu Garcia
17 カーディナル II S1000
2号糸付き(120m)
1.5号~170m
※換算:2号~133m
2035.23563/1ロケットラインマネジメントシステム
深溝スプール
アブガルシア
Abu Garcia
17 カーディナル II STX1000
糸無し
0.8号~100m
※換算:2号~41m
2065.23565/1ロケットラインマネジメントシステム浅溝スプール
アルミ替えスプール
ダブルアルマイトアルミスプール
メッキハンドル

ベアリング数が違うのと、替えスプールが付く事がSTXシリーズが優れている点です。
さてSシリーズの優れている点は、糸巻き量(ラインキャパが大きい点です。

特に1000番のリールでシャロースプール(浅溝)である利点は、家族釣りにおいてはほぼありません。
一般的なサビキで2号ナイロンで行う場合、根掛かり・ライントラブルなどがあるとラインを最大10mほど切ることになります。
40m程度しか糸巻き量がない場合は、4回しか根掛かり出来ないことになります。
お父さんはヒヤヒヤしながら子供の釣りを見ることになるのです。
十分な糸巻き量は、家族釣りにおいては釣りを楽しむ重要な要素です。

これから素材としては良いものを持っているカーディナルⅡのSシリーズを改造し、STXを超える完全なものにしたいと思います。



■まずは前回までのおさらい記事


<カーディナルⅡの弱点のハンドルを強化>
・カーディナルⅡのハンドルがゆるむ対策
<カーディナルⅡ STXと同スペックに改造>
・カーディナルⅡのSシリーズを改造してSTX化してみる



■改造の思想について


改造の前に昔話からさせてください。

カーディナルⅡの発売されるもっともっと前に、カーディナル301と言うリールがありました。
ベアリング数が7個でとても使いやすい、人気のリールでした。

その後にカーディナル501というリールが発売されました。
ベアリング数が11個というカタログスペック最強のリールでした。
ところがこのカーディナル501、全然巻きが軽くなかったのです…。
下位機種のカーディナル301と同じ程度巻き心地と言う、悲しい結果に終わっています。

その後カーディナル601というリールが発売されました。
ベアリング数は7個にもどって、最上位機種として暫く君臨しました。

…つまり何が言いたいかというと、カーディナルシリーズの構造上では7個のベアリングが最高だったと言う事です。
で、その7個のベアリングがどこについていたかと言うと、
・現在のSTXのベアリング配置(合計6個)
 ※全機種共通(3+1個):
  ハンドルの両側に1個ずつ(2個)。
  シャフトにベアリング1個、ローラーベアリングが1個。(1+1個)
 ※STX固有(2個):
  ベールローラー部に2個。
・後部ギアに1個
ついていたのです。

今回は残る改造の後部ギアにベアリングをつけます。

■STXを超える改造


ギア回りの分解については、過去の記事をご覧ください。
・とりあえずリール分解3:カーディナル2S3000

分解された状態からスタートです。
後部ギヤを外します。
分解したS1000

元々ついていたのが右の真鍮ブッシング。
今回は左の純正ベアリングに交換します。
純正部品ベアリングのパーツ番号:1112125(内径5mm、外径8mm、厚み2.5mm)
右の真鍮ブッシングを左のベアリングに交換

ベアリングをギアにセットします。
ギア回りのベアリング化
結構きつめなので、ベアリングを押し込む際はお気を付けください。

元の通りに組み立て直します。
元の通りに組み立て直し

カーディナルのSシリーズのフルベアリング化が完了です。
フルベアリング化



■改造後のインプレ


早速試し巻きすると…
これは良いっ!!
糸巻き安価リールでこんな軽い巻きで良いの!?
巻き中心の釣りでも活躍できますよ、コレは!!
例えるなら、羊の皮を被った狼っ!!

あっ、あまりほめすぎると、勘違いされるので冷静にお伝えします。
最近の1万円くらいのベアリング数9個のリールには負けますけど、十分すぎる性能です。
3000円以下のリールで7000円程度するリールの巻き心地を楽しめます。
※追記:もっと冷静考えると、7000円ものも機種もよりますよね。指一本で回すと流石に巻きの重さは感じますよ。

これはファミリー釣りにおいて、最強ではないでしょうか。

■まとめ


オフィシャルな改造ではありませんが、カーディナルⅡには下記のベアリング化が可能です。
・ベール周りにベアリング2個
・後部ギアにベアリング1個

必要なものは、ベアリングで規格が内径5mmX外径8mmX厚み2.5mmが3個だけです。

改造をカタログスペックでいうならと…
・元々のカーディナルⅡ Sシリーズ:
 ベアリング数[3+1]
・改造後のカーディナルⅡ Sシリーズ:
 ベアリング数[6+1]
というスペック。
このスペックは糸付きリールで最高のスペックです。
※オープン式ベアリングを12個ぐらい採用している、錆びやすい設計の意味不明なリールを省く。

<STXシリーズと改造後のSシリーズの比較>

・ベアリングが多い分、巻き心地は改造後のSシリーズ方が良い
・Sシリーズのラインキャパが大きく、汎用性が高い釣りが可能
・値段が圧倒的に安い
 カーディナルⅡ STX1000S
  …6000円程度
 カーディナルⅡ S1000
  …2600円程度
 安く抑えたベアリング
  …200円程度×3個=600円程度
 ※純正パーツのベアリング
  …600円×3個=1800円程度

なお改造は自己責任となりますので、ご注意ください。

ではまた。

ベアリング ISC SMR85ZZ

ベアリング ミネベア DDL850ZZ


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ミニチュアベアリング SMR85ZZ(DDL-850ZZ同寸法) ISC(NSKマイクロプレシジョン)ステンレス 内径5mm外形8mm幅2.5mm




ミネベア ミニチュアベアリング DDL-850ZZ NMBステンレス1個



  


Posted by あみいかぱぱ at 01:06Comments(2)リール改造

2020年03月01日

カーディナルⅡのSシリーズを改造してSTX化してみる

お買い得なリールであるカーディナルⅡを最高のリールに仕上げていきます。
カーディナルⅡS1000

今回の教材はこちらです。
アブガルシア
カーディナルⅡ S1000
Abu Garcia
Cardinal2 S1000



■ベール周りのベアリング化


前に取り上げた通り、SシリーズとSTXシリーズの差はベール周りのベアリングです。
<参考>
・カーディナルⅡの下位機種と上位機種の違い

まずはSTXと同スペックにする為、ベール周りにベアリングを付けます。

ベール周りを分解するやり方については前記事を参考にしてください。
<参考>
・とりあえずリール分解4:カーディナル2S3000

分解すると、金色の真鍮ブッシングが2つ出てきます。
金色真鍮がブッシング

この金色の真鍮ブッシングをベアリングに変更します。
ベアリングに置き換え

本体側にベアリングを取り付けます。
本体側のベアリング化

ベール側にベアリングを取り付けます。
ベール側のベアリング化

あとは元の通りに組み立て直します。
組み立て

※組み立てに困ったら、とりあえずリール分解4:カーディナル2S3000をご覧ください。



■まとめ


ラインを少しだして巻いていましたが、微妙に良くなった気がします。
ただし正直負荷のないライン巻きを行って、体感出来る様な改造ではありません。
この改造は魚を釣り上げる時の様な負荷のあるラインを巻く時にしか恩恵はないです。

以上でSシリーズのSTX化は完了です。
カタログスペックでいうと、
ベアリング数「3+1」から「5+1」となり、カーディナルⅡの最上位機種であるSTXと同じです。

次回書くときはSTXを超える改造をする予定です!!

■ちょっとした情報


純正部品ベアリングのパーツ番号:
1112125
・内径5mm、外径8mm、厚み2.5mmのベアリング

あみいかぱぱは下記の記事の際に手に入れたSTXのベール周りからパーツを拝借しました。
・とりあえずリール分解1:カーディナル2STX2500S

中古は宝の宝庫ですねー。
新品ベアリングもご紹介しておきますが、最低でもシールドタイプでステンレスの物が良いです。
錆はすぐにやってきますから…


ミニチュアベアリング MR85ZZ ISC(NSKマイクロプレシジョン)




ミニチュアベアリング SMR85ZZ(DDL-850ZZ同寸法) ISC(NSKマイクロプレシジョン)ステンレス 内径5mm外形8mm幅2.5mm




ミネベア ミニチュアベアリング DDL-850ZZ NMBステンレス1個




ソウテン uxcell ボールベアリング SMR85ZZ ステンレス鋼 5x8x2.5 mm MR85ZZベアリング Z1ノイズレベル 2個入り 15日発送予定






ベアリング ミネベア DDL850ZZ

ベアリング ISC SMR85ZZ


ではまた次回。

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Posted by あみいかぱぱ at 01:37Comments(0)リール改造

2020年02月27日

カーディナルⅡの下位機種と上位機種の違い

カーディナルⅡのSTXシリーズとSシリーズの差について、調べてみました。

対象機種は下記の2つです。
Abu Garcia
Cardinal2 S3000
Abu Garcia
Cardinal2 STX1000S




さて今回の2つの分解図をパーツリストから取得し、内部構造を比較しました。

まずはSシリーズからです。
Sシリーズ
・赤の丸印がボールベアリング
・青の丸印がローラーベアリング
 ※カタログ上でベアリング+1でカウントされている箇所
・緑の丸印がブッシング

STXシリーズ
・赤の丸印がボールベアリング
・青の丸印がローラーベアリング
 ※カタログ上でベアリング+1でカウントされている箇所

なんかSシリーズの緑の丸印って交換できそうな気がしてきませんか?
純正部品でそろえたとしても、600円×2=1200円です。

すっごく気になる今日この頃でした。

続きは改造ネタでやりたいと思います。

ではまた。

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Posted by あみいかぱぱ at 07:03Comments(0)リール改造

2020年02月19日

カーディナルⅡと旧カーディナルの互換性:その3(ハンドル)

スプールの次はハンドルの互換性を確かめます。

<前ページへ 準備中


■今回の教材


樹脂ハンドルのS1000と金属ハンドルの301M
カーディナルⅡ S1000
 Cardinal2 S1000
 アブガルシア Abu Garcia

カーディナル 301M
 Cardinal 301M
 アブガルシア Abu Garcia



■ハンドルシャフト


六角のハンドルシャフト径は全く一緒です。
汎用ハンドルなので、六角は統一規格です。



■ハンドル逆側ネジ


あみいかぱぱはハンドル逆側ネジを割ってしまった為、既に301MにカーディナルⅡSTXの逆側ネジを利用しています。
またハンドル逆側のネジも白いギザギザワッシャーも流用可能です。
不具合は全くありません。



■ハンドル本体


・ハンドル本体から2mm程度のシャフトへの出っ張りがS1000にはあります。
・ハンドル本体からシャフトへの出っ張りは301Mにはほとんどありません。
ハンドル



■ハンドル取り付け


S1000本体に301Mハンドルを取り付け
S1000本体に301Mハンドル
【結果】
回りません。
301Mの方がハンドル本体の出っ張りが少なく、ネジを締めると干渉して、まったく回らなくなってしまいます。

301M本体にS1000ハンドルを取り付け
301M本体にS1000ハンドル
【結果】
問題なく回ります。
隙間が大きいのは気になりますが、快適に回す事ができます。



■まとめ


S1000本体に301MハンドルをつけるはNG。回らない。
301M本体にS1000ハンドルをつけるはOK。回ります。

旧カーディナルをお持ちでハンドルが壊れた方は、お試しされても良いと思います。
なおカーディナルⅡのSシリーズは2500円程度です。
ハンドル単品で部品注文するよりもお得だったりします。

なお、改造は自己責任でよろしくお願い致します。

ではまた。

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カーディナルⅡで検索  


Posted by あみいかぱぱ at 00:35Comments(0)リール改造

2020年02月18日

カーディナルⅡと旧カーディナルの互換性:その2(スプール)

今回は前回に引き続きカーディナルⅡと旧カーディナル三桁シリーズのスプールの互換性について書きます。

なおリールの改造はメーカー保証外の自己責任なのをお忘れなく、お願い致します。

<前ページへ 次ページへ>


■今回の教材


樹脂ハンドルのS1000と金属ハンドルの301M
カーディナルⅡ S1000
 Cardinal2 S1000
 アブガルシア Abu Garcia
 
 S1000は写真でいうと左のリールです。

カーディナル 301M
 Cardinal 301M
 アブガルシア Abu Garcia

 301Mは写真でいうと右のリールです。



■スプールの比較


・左がS1000です。
・右が301Mです。
径は一緒で、外径37mm、ドラグ部分の内径24mmでした。
スプール
高さは若干違いました
ドラグとスプール
S1000:高さ40mm(内部のギア止めまでの深さ20mm)。
301M:高さ41mm(内部のギア止めまでの深さ21mm)。
高さ1mmが違いますが、ギア止めまでの深さの1mmで相殺されます。


またこのスプールの違いは、大きな3つの違いがあります。
S1000にはロケットマネージメントシステムの為の内側への鋭い切り込み角度が付いており、ラインをより遠くへ飛ばす機能がある。
S1000は深溝で170m(6lb)巻け、301Mは通常で100.5m程度(6lb)巻けます。
301Mの方が明らかに軽い



■ドラグギアとメインシャフト


メインシャフトの頂点からドラグギアまでの距離を計ります。
どちらとも24.5mmでまったく一緒です。



■スプール取り付け


早速スプールを付けてみたいと思います。
301Mの本体にS1000のスプール装着
M301にS1000スプール装着
S1000の本体に301Mのスプール装着(写真の左側)
スプール交換

採寸通りで簡単につきました。



■検証


リールを廻し、スプールのアップダウンさせ、糸巻き位置を確認しましたが、問題ありませんでした。
またドラグも効く事も確認できました。



■まとめ


S1000の本体に、301Mのスプールを取り付ける事は可能。
301Mの本体に、S1000のスプールを取り付ける事は可能。

旧カーディナルの301や101シリーズを持っている方で、ラインキャパ不満や、ロケットスプールにしたい方にとっては良い改造だと思います。
旧カーディナルの作りの良さを損なわずに、現行カーディナルⅡのスプールの最新技術を手に入れることができます。
現行カーディナルⅡを持ってる人は、軽量化されている旧カーディナルのスプールを手に入れることができます。

今回はカーディナルⅡ S1000で試しましたが、カーディナルⅡ STX1000Sでも同じ事が可能だと思われます。
ただしカーディナルⅡ STX1000Sはシャロースプールですので、ラインキャパは少なめなのでお気を付けください。

なお改造はメーカー保証外なので、自己責任でお願い致します。

ではまた。

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Posted by あみいかぱぱ at 00:03Comments(0)リール改造

2020年02月17日

カーディナルⅡと旧カーディナルの互換性:その1(ドラグ)

今回はカーディナルⅡと旧カーディナル三桁シリーズのドラグの互換性について書きます。
理由は何故かうちのブログの検索に、
「カーディナル スプール 互換性」で検索された方が訪問されていた様なので、
書き始め様かなと思いました。

あみいかぱぱは節約して釣りを楽しんでいるだけなのですが、
リール改造系を期待して来られた方に申し訳なかったです。
m(_ _)m

なおリールの改造はメーカー保証外の自己責任なのをお忘れなく、お願い致します。

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■今回の教材


樹脂ハンドルのS1000と金属ハンドルの301M
アブガルシア Abu Garcia
 カーディナルⅡ S1000
 Cardinal2 S1000

 S1000は写真でいうと左の、黒い後部カバーと黒い樹脂ハンドルのリールです。
 分かり易い様にスプールに青いPEラインをつけてます。
 一時期ハンドル交換の影響で変態リールに改造された事のあるやつです。
アブガルシア Abu Garcia
 カーディナル 301M
 Cardinal 301M

 301Mは写真でいうと右の、クロムの後部カバーとクロム金属ハンドルのリールです。
 2011年頃に発売された当初大人気だった(はず)の良いリールです。

共に1000番のリールで互換性を確かめたいと思います。



■ドラグ・スプールの形状確認


ドラグ・スプールの形状を確認しましょう。
左がS1000
右が301M
スプールとドラグ比較
・ドラグワッシャー・リングについては大きさが若干違う様で期待薄です。
・ドラグノブは同じ大きさ期待できます。
・スプールは形状とサイズがほぼ一緒なので、かなり期待できます。

■ドラグの交換


ドラグとスプールのアップを見てみましょう。
左がS1000
右が301M
ドラグとスプール
上から

実際につけてみます。
左がS1000本体に、301Mのドラグが付いています。
右が301M本体に、S1000のドラグが付いています。
ドラグ装着!

共に締める事ができ、ドラグもちゃんと音がして効いている様子でした。



■ドラグのまとめ


ドラグノブには互換性はあるようです。
サイズは全く一緒の、外径20mm、ドラグの出っ張り内径11mm、ドラグ内への出っ張り高さ5mmでした。
なおご注意して欲しいのは、今回長時間使った訳ではない事です。

ドラグ内部のリングについては、一見しただけでも互換性がなさそうです。
ドラグ内部のワッシャーについては、次回以降でしょうか…。
S1000の分解ネタをした後になると思います。

今回はこれぐらいで、次回はスプールについて確認します。
ではまた。
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Posted by あみいかぱぱ at 01:46Comments(2)リール改造